・・初めに
トイレを見れば、その会社が分かるといったほどにトイレの美観の維持は重要です。
しかし、トイレはビル内において非常に使用頻度が高く、また水を使用するため、
水垢、しみ、等を避けることができず非常にメンテナンスが難しい箇所でもあります。弊社は二十数年間、石材保護剤・洗浄剤を開発・製造をおこない 様々な質問や事例を収集してきました。
その結果、やはり 『予防管理をしっかりしておくこと』これが美観維持の最良の方法です。
もちろん現状においては、汚染されているトイレも多く存在しています。
それらの復元方法もふまえ、
日常管理において、美観を維持するメンテナンスの提案をさせていただきます。
なお、これらの方法は石材、タイルにおける方法で木材や化学床等、
その他の素材に関してはその限りではありません。
築1年 テナントビルトイレ |
大手ショッピングセンタートイレ |
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築5年テナントビル (御影石鏡面仕上げ) 表面が侵され、白く変色。 洗浄剤でクリーニング後、イシノール保護剤塗布。 色調、光沢が復元されます。 |
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男子トイレ下、黒御影鏡面仕上げ面。 1年ほどすると、虹彩が現れる。 推奨作業により簡単に除去して、場合によりイシノール保護剤を塗布します。 |
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小学校トイレ(磁器タイル)汚れを除去するため、イシクリーン酸性洗剤で洗浄。 表面の色調は変色するが、イシノール保護剤を塗布して色調を復元する。 |
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店舗床 水垢が付着し、日常清掃では取りきれない。 イシクリーン洗浄剤で除去後、イシノール保護剤を塗布することにより日常清掃で美観を保持できます。 |
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幼稚園トイレ床 イシクリーン洗浄剤でクリーニング後、イシノール保護剤を塗布。 光沢を復元し防汚効果により日常清掃で美観を保持できます。 |
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① 虹彩汚染状態 築1年 男子トイレの小水が垂れる箇所のこのような虹彩が現れます。 |
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② 除去 |
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③ 除去後の状態 虹彩汚染が目立つ頃は石材自体も、小水により表面が侵されている場合が多く見受けられます。 ⇒御影石でも種類により、またそれ以外の素材によって傷をつける場合がありますので注意してください。 |
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④ 保護剤塗布 汚染防止(しみ防止)のために石材用保護剤と塗布します。 ⇒石材が侵されていない場合はクリアコート・BMストーンコート ⇒石材が侵され白くなっっている場合はアイバリアTK-8を塗布して、色相を濃くして、目立たなくさせます。 |
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⑤ 保護剤塗布終了 保護剤を塗布することにより、小水(清掃時の水も)はこのように浸透しないで、表面で止まります。 ⇒新築時から保護剤を塗布しておきますと非常にメンテナンスが容易になります。 |
男子トイレ立ち用便器下の黒御影石はこぼれた小水のしみや虹彩が現れたり、石材表面が変質(白く侵される)します。それらの防止にはいくつかの方法がありますが、弊社では以下の材料をお勧めします。新築時であれば浸透型吸水防止剤(自然色仕上げ)を塗布します。
トイレは常に水を使用する箇所ですので、水垢の付着や汚染は水により浸透して(染み込んで)しまいますので非常に頑固です。このような状態からの復元も可能ですが、以下の材料を使用して予防管理をおこなっておくことで常に美観を維持し、特別な清掃を控えることが可能です。
保護剤 | ■新築時 または美観がまだ損なわれていない場合 ⇒『クリアコート』または『BMストーンコート』 浸透型の吸水防止剤で表面に被膜形成をしませんので石材の、見た目をまったくかえません(BMストーンコートはクリアコートの溶剤臭を極力抑えたものです) ■表面が侵され白く変色している、またはタイル表面の光沢が失われている場合 ⇒『アイバリアTK-8』 被膜型の表面保護剤です。石材の色調を整え、光沢を復元します。 |
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効果 | ■吸水・汚染防止効果により、こぼれた小水を表面に留めおき 拭き取りなどの日常清掃で管理。表面の変質やしみを防止します。 |
耐久性 | 1年が目安(使用方法、頻度により異なります) ※男子トイレのお立ち台において デパート等の使用頻度の非常に高い箇所では 1回/3ケ月を目安に施工をおこなって下さい。 |