ラスタータイルとは、 金属の釉薬をタイルに焼き付け、光彩を発するようにしたタイルで、色も多数種類があります。 |
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左写真のように、ラスタータイルは、外壁に多く使用されています。 |
このラスタータイルは、洗浄剤の種類を間違えると、艶を落としててしまう場合があります。
外壁洗浄剤の多くは、フッ化物※を配合している商品なので、実際にどのくらいの濃度で、荒れてしまうか確認試験を実施してみました。
※フッ化物について
フッ化物の中で、フッ化水素アンモニウム(NH4F・HF)が一般的によく使用されており、
ガラスを侵してしまう性質をもっています。
フッ化水素アンモニウムを下記表の濃度、時間で浸水させ、表面の変化を確認しました。
5% 5分浸水 | 10% 5分浸水 | 上記結果の通り、フッ化水素アンモニウム5%、5分の薄い濃度、短い時間でも荒れて、艶が無くなっています。 |
5% 60分浸水 | 10% 60分浸水 |
フッ化物は、洗浄力が高く、頑固な水垢汚れを落とします。
しかし、その反面素材へのダメージ(荒れ)も多かれ少なかれ発生し、
特にラスタータイルの場合、フッ化物によるダメージ(荒れ)が、顕著に見られます。
ラスタータイルのメーカーからは、水拭きもしくは、中性洗剤でしか洗浄できませんと回答を頂いております。
その為、ラスタータイルを洗浄する際は、洗剤成分を十分に確認し、洗浄することをお勧め致します。